本<ぼくの住まい論>

ぼくの住まい論 (新潮文庫) 文庫
内田 樹 (著)


<感想>
あらゆる観点から参考になった。
・空間論として
・ものを作る考え方
・地域社会のあり方として
・武道場(私の場合は工房)としてのあり方
etc

印象に残った言葉。

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「道場は公共空間だとみんな思っている」
「貨幣でも情報でも入って来たものは自分ひとりで抱え込まずに次に「パス」しなければならない。
「経済活動だって、じゃんじゃん「パス」する人の所に資源は集まってくる。道場というのはぼくが次世代に向かって送り出す「パス」なんです。」
「ここはひとつの出会いの場です」
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内田氏はしきりに「公共性」「みんなの道場」「パス」すると言う事を言っている。
これは我々にしてみれば"工房"という物に置き換えられるかもしれない。

道場にしても工房にしてもこのような思想こそがよいよい創造性を生むのではないか?
道場、工房などに限らず社会と言う物がもっとこのような場になっていくべきだと思う。


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脳性麻痺でからだを自由に動かすことのできない小児科医の熊谷さんが凱風館にお越しになった際には、我々みんなで熊谷さんと電動車いすからかかえて中にはいってもらいました。
そのとき、何よりも人の力がバリアフリーだと感じました。
解説 建築家/光嶋氏より
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確かに多くの人がバリアフリーの意識を持てば、空間的バリアフリーは必要なくなるのではないか?
空間的はバリアフリーが増えれば増えれる程、人間同士の関係は逆に希薄になって来やしないか?

車椅子の人がいれば自然に人が集まって、一緒に上ってくれるような状態。
そんな社会になれば素晴らしい。

ただ資金注入だけして社会が良くなる事はない。
そこに人とのつながり、人との結びつきがなければ何もならない。


これから私も工房や地域事業に関わって行く上でこれらの事は常に意識しておきたいと思った。

20150108

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